スニーカーの正しい保管方法とは?加水分解や劣化原因について解説!240611

2024/06/11

スニーカーの正しい保管方法とは?加水分解や劣化原因について解説!

 

スニーカーの正しい保管方法についてお伝えします。愛用スニーカーをどうやって保管するのがいいのか分からない、という方も多いのではないでしょうか。ファッションアイテムの一つとして幅広い年代から愛されているスニーカーですが、誤った方法で保管すると劣化の原因になります。スニーカーの保管方法や劣化原因について、詳しく紹介します。

 

スニーカーの劣化原因3つ

スニーカーの劣化原因は、以下の3つです。

1.加水分解が起こる

2.汚れの付着やカビの発生

3.紫外線の影響

それぞれ解説します。

 

■スニーカーの劣化原因1.加水分解が起こる

加水分解とは、化学物質と水が反応して起こる化学反応です。スニーカーの場合では、ソール部分のウレタン素材と空気中に含まれる水分が結合することで加水分解が起こります。長期保管しているスニーカーのソール部分がポロポロ崩れたり、靴底から剥がれたり、ベタつきなどにより劣化します。スニーカーの劣化原因のひとつである加水分解は、経年劣化のため避けられません。しかし、正しい保管方法によりしっかり水分を取り除くことで、スニーカーをできるだけ長持ちさせることは可能です。

 

■スニーカーの劣化原因2.汚れの付着やカビの発生

雨や泥、ホコリ、汗などの汚れは、スニーカーが劣化する原因になります。汚れを放置すると、色落ちやシミの原因になります。また、湿気の多い場所に保管すると、カビが発生する可能性があるため注意が必要です。

 

■スニーカーの劣化原因3.紫外線の影響

紫外線は、変色や色褪せ、黄ばみの原因になります。長期間保管する際には、直射日光を避け、なるべく暗い部屋で保管するとよいでしょう。

劣化を抑える保管方法5つ

劣化を抑える保管方法は、以下の5つです。

1.しっかりお手入れしてから保管する

2.木製のシューキーパーで型崩れ防止

3.乾燥剤で湿気対策

4.フリーザーバッグで保管する

5.直接日光が当たらない場所で保管する

それぞれ解説します。

 

■劣化を抑える保管方法1.しっかりお手入れしてから保管する

スニーカーを保管する際には、しっかりお手入れしてキレイな状態にすることが大切です。汚れたままのスニーカーを長期保管すると、汚れが落ちにくくなったり、カビが発生したり、劣化につながります。天日干しはカビ予防に効果的ですが、紫外線は黄ばみの原因になるため、長くても半日程度にしましょう。普段からスニーカーを履いた後に、タオルで水拭きしたり、ブラッシングでホコリを落としたり、お手入れを習慣化すると劣化を抑えられます。

 

■劣化を抑える保管方法2.木製のシューキーパーで型崩れ防止

木製のシューキーパーは、スニーカーの型崩れや湿気予防に役立ちます。木材の調湿作用により、適度な湿度に保つ効果があるため、加水分解の予防にもなります。

 

■劣化を抑える保管方法3.乾燥材で湿気対策

加水分解を防ぐためにも、しっかり湿気を取り除くことが重要です。乾燥材を加水分解が起こりやすいソールの下に置いて保管することで、湿気予防になります。スニーカーの上部に乾燥材を置くと、黄ばみやシミの原因になるため避けましょう。

 

■劣化を抑える保管方法4.フリーザーバッグで保管する

ジップロックなどのフリーザーバックで、密閉してスニーカーを保管する方法です。空気を抜いて密閉することで、空気中の水分をシャットアウトし、加水分解を防ぐ効果が期待できます。保管中の汚れやにおい移りにも、効果的です。カビの発生や加水分解を防ぐために、スニーカーをしっかり乾かし、乾燥材を一緒に入れて保管しましょう。

 

■劣化を抑える保管方法5.直射日光が当たらない場所で保管する

スニーカーの保管場所は、直射日光が当たらない場所を選びます。直射日光に含まれる紫外線は、スニーカーの黄ばみや色褪せの原因になります。室内光を含めて光が当たらない、なるべく暗い部屋を選ぶとよいでしょう。

 

 

スニーカーの保管方法のコツ

スニーカーは保管する前だけでなく、日常的にメンテナンスすることで、劣化を抑えられます。スニーカーの保管方法のコツを紹介します。

■日常的なメンテナンス

スニーカーは、一度履いただけでもホコリや砂など、表面に汚れが付着します。スニーカーをキレイな状態に保つ、ブラッシングや水拭きなどの日常的なメンテナンスで、劣化を抑えることが可能です。防水スプレーは、水分と汚れをはじく効果があるため、汚れが付着しても落ちやすくなります。2週間に1回のペースで、スニーカーの汚れをしっかり落としてから、防水スプレーをかけるとよいでしょう。履き終わったスニーカーをすぐに靴箱にしまうのではなく、玄関に一晩置いて、水分を飛ばした状態で収納します。

 

■定期的にスニーカーを履く

鑑賞用のスニーカーなど、全く履かないままのスニーカーは、劣化を早める原因になります。スニーカーを履いたときに水分を外に逃がすことができるため、ローテーションして定期的に履くことが、愛用スニーカーを長く楽しむコツです。観賞用のスニーカーの加水分解を防ぐために、シューラップで包んで保管する方法もあります。

 

まとめ

この記事では、スニーカーの正しい保管方法と劣化原因についてお伝えしました。スニーカーが劣化する原因には、加水分解や紫外線の影響などがあります。加水分解は、経年劣化のため、完全に防ぐことはできません。しかし、正しい保管方法により、できるだけ劣化を抑え、愛用スニーカーを長持ちさせることは可能です。保管前のお手入れや湿気対策により、劣化を抑えられます。保管前だけでなく日常的なメンテナンスで、スニーカーをキレイな状態に保つことも大切です。スニーカーの保管でお困りの方は、今回紹介した保管方法を参考にして、愛用スニーカーを長く楽しんでくださいね。

 

 

 

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