スニーカーの加水分解とは?原因・予防・修復法を完全解説|チバカンスニーカーが徹底解説!251010
スニーカーの加水分解とは?原因・予防・修復法を完全解説|チバカンスニーカーが徹底解説!
お気に入りのスニーカーを久しぶりに取り出したら、ソールがベタついてボロボロ…そんな経験、ありませんか?
それは「加水分解(かすいぶんかい)」と呼ばれる、スニーカー特有の劣化現象です。
この記事では、加水分解が起こる理由から、長持ちさせるための保管法、
そして“もうダメかも”と思ったスニーカーをどうすれば活かせるかまで、
**チバカンスニーカー(千葉鑑定団船橋店)**がわかりやすく解説します。
① 加水分解とは?スニーカーがボロボロになる理由
スニーカーのソール部分には、軽さやクッション性を出すために「ポリウレタン(PU)」という素材が使われています。
このポリウレタンは、空気中の水分(湿気)や酸素と化学反応を起こして分解され、
時間の経過とともに“ベタつき”や“ひび割れ”“粉砕”などの劣化が進行します。
つまり、履かなくても劣化するのが加水分解の怖いところ。
箱のまま長期間しまっておくほど、劣化が進みやすくなるんです。
② 加水分解を防ぐには?5つの保管ポイント
湿気を避ける:除湿剤を靴箱に入れ、湿度60%以下を目安に。
直射日光を避ける:紫外線は劣化を早めます。暗所に保管を。
通気性を保つ:ビニール袋ではなく通気性のある布袋が◎。
定期的に履く:月1でも履いて空気を通すと加水分解を抑えられます。
靴底を拭く:使用後の汚れや水分をしっかりオフするのが長持ちのコツ。
📦 ポイント:
「履かないこと」が最大の敵!
“お気に入りだから大事にしまう”ほど、加水分解のリスクは高まります。
③ 加水分解したスニーカーは修復できる?
完全にボロボロになったソールを元に戻すことは難しいですが、
修理専門店で「ソール交換」や「リペア」を行えば再び履ける場合もあります。
軽度(ベタつき・小さな割れ):クリーニング+補修剤でOK
中度(部分的な剥がれ):接着・再塗装で対応可
重度(粉砕・全体崩壊):ソール交換 or ディスプレイ用として保存
まとめ
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スニーカーの加水分解は“履かなくても起こる”自然劣化
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保管環境を整えることで、劣化スピードを大幅に抑えられる
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もし劣化しても、修理・買取・再利用という選択肢がある
大切な一足を長く楽しむために、今日からぜひ対策をはじめてみてください👟